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この記事は2019/1/22に修正を加え、アップデートしています。

野菜中心の食材セットを自宅に届けてくれる、野菜宅配の老舗らでぃっしゅぼーや

前回は、らでぃっしゅぼーやのおためしセットをご紹介させて頂きました

おためしセットでは全国の契約農家さんから12品もの野菜が届きました。どれも美味しい野菜でしたが、今回はらでぃっしゅぼーやの野菜をさらに深く掘り下げてご紹介させて頂きたいと思います!

農薬は使っているのか?食味は?安全性は?などなど、気になるポイントをまとめてみました。

らでぃっしゅぼーやの野菜って?

らでぃっしゅぼーやのおためしセットで届いたたくさんの野菜

らでぃっしゅぼーやの宅配で届く野菜は、全国の2400にも及ぶ契約農家さんが作っています。

さらに独自基準「RADIX」を設けており、「誰が、どこで、どうやって作ったものなのか」というのをらでぃっしゅぼーや自体がしっかりと意識していて、契約した生産者には直接会いに行くなど品質の管理は徹底されています。

吹き出し/ライターたっさん

らでぃっしゅぼーやは、顔が見える生産者から安心、安全な野菜を届けるという信念をしっかりと持っている印象です。

らでぃっしゅぼーやの野菜は農薬を使っている?

パックに入った人参

らでぃっしゅぼーやの野菜は、農薬を使っている場合と使っていない場合があります。

おためしセットで届いた野菜の12品中、8品は農薬が使われていました。

ただ、らでぃっしゅぼーやの基本的な理念は「反農薬」であり、農薬の使用基準は厳しく制限されています。

その上限は、一般的な慣行栽培で使われる農薬の1/5という非常に厳しいモノ。農作物が全滅するというリスクを回避するため、必要な場面で必要最低限の農薬を使用しているそうです。

さらに野菜を作っているのは全国で2400にもなる契約農家さんです。気候の違いや天候による影響など野菜が育つ環境は様々で、農薬の使用状況はその時々によって変わっていきます。

吹き出し/ライターたっさん

今年はずいぶん熱いなあ、今年の夏はずっと雨ばかりだなあ、などなど野菜が育つ環境は毎年違うと言ってもいいでしょう。
それによって畑の環境も変わり、畑に来る虫や発生する病気なども様々です。農薬の使用状況は、全国にいるという契約農家さんによって変わってくるのも納得がいきます。

そもそも農薬って?

農薬をまくトラクター

農薬にはどんなイメージがあるでしょうか?やはり、危険なモノという印象があるのではないかと思います。

農薬は昭和初期の頃に食料自給率の向上の為「農薬取締法」という法律と共に発展していき、現在でも安定的な食糧の供給と綺麗な見た目で商品価値を高めるためなど、主に効率化を求めて利用されています。

病害虫や雑草など農作物の生産上での問題を解決するための薬剤などであり、大量生産をするにあたっては欠かせない重要な農業資材となっています。

農薬を使用する農業と農薬を使用しない農法では、作業にかかる時間が2倍近くも変わると言われているそうです。安定的な生産や農家の負担軽減など、社会に与える影響は実はとてつもなく大きなモノとなっています。

ですが、環境や人体への毒性による影響などを考えると良い部分だけとは言えません。

農薬にもいろいろある!

泳ぐ合鴨

農薬自体も日々研究されて進化しており、昔に比べると安全性や有用性は格段に上がっています。

防除したい生物や害虫だけに作用して、人間や近くの動物などにはまったく作用せずにピンポイントで防除したい生物に作用する農薬だったり、特定の雑草だけに効くように開発されていたりなどなど。

毒性も昔に比べると大きく減っており、農薬の登録自体にも国による非常に厳しい基準が設けられているそうです。

また、田んぼで合鴨を飼って雑草や虫を防除する合鴨農法などでは合鴨自体を農薬とみなし、これを生物農薬呼びます。生物農薬は有機農法などにも用いられている方法です。

吹き出し/ライターたっさん

農薬にはまだまだ様々なものがあり、ひと言で農薬すべてが悪い!とは言えない面もあると思います。

さらに、農薬自体には国による厳しい規制がかけられているのも事実です。

そしてらでぃっしゅぼーやではその規制よりをより厳しいものとした独自基準を設けています。

らでぃっしゅぼーやの農薬に対する考え方

田んぼに農薬をまく男性

らでぃっしゅぼーやの基本的な理念は「反農薬」

ではなぜ無農薬の野菜ばかりではないのでしょうか?自然界には元々農薬などなくても育つ野菜はたくさんありました。農薬を使わなくては野菜は育たないものなのでしょうか?

例えばレタスの畑を想像してみてください。広大な畑一面にレタスが植えられています。このように単一の作物を植えている田畑は、自然環境から見るとむしろ「異常」な状態となっています。

そしてその状況はレタスを好む害虫や病原菌にとっては天国のようなところでもあります。当然、害虫や病気が発生しやすい状況となってしまうのも確かです。

吹き出し/ライターたっさん

対策として、同じ畑で異なる作物を育てる「混植」という栽培方法などもあります。農薬を使わなくても野菜は作ることができますが、手間はさらに増えてしまいます。
僕のような小さな個人農家ではなんとか対応も出来ましたが、やはり手間やリスクが増えるのも事実です。

全国の契約農家さんから野菜を集め、全国の顧客に野菜を届ける。そして生産者の生活も支えなければならない。

そんならでぃっしゅぼーやでは、完全無農薬というのはなかなか難しいのではないかと感じました。

ですが「反農薬」の理念を基に、農薬に頼らない方法を模索し続けているのも事実です。

農薬を使用する場合は生きものや環境に及ぼす影響を考えて、独自に策定したという「使用禁止農薬リスト」を遵守し使用量も厳しく制限。

経験と知恵に基づき、農薬の特性を理解してその使い方も徹底的に管理しています。収穫された農産物に関しても、残留農薬のチェックなどを徹底してリスクを最小限にする研究も怠らずにしているそうです。

老舗ならではの経験と知恵を活かし、生産者と共に努力を怠らずに反農薬の理念を守り続ける、というのがらでぃっしゅぼーやの農薬に対する考え方の様に感じます。

農薬を使った野菜と無農薬の野菜、味は違う?

たくさん並んだトマトや野菜

これだけは言えます。

無農薬、そして有機農法の野菜の方が断然に美味しいです。

吹き出し/ライターたっさん

無農薬でも化学肥料をたくさん与えた野菜だと大きな味の違いはないかもしれません。

野菜を作るのは土であり、土を作るのは自然環境です。農家はそれに手を貸すだけです。

化学肥料をたくさん与え農薬で過剰に自然環境から隔離した状態では、土はメタボのような栄養過多の病気状態になってしまうと僕は思っています。(有機肥料も与えすぎは良くないです)

そんな病気状態の土から生まれる野菜、あまり美味しそうじゃないと思いませんか?

無農薬、そして有機農法というには自然に対する考え方だとも思います。有機農法は環境への負担を減らし、自然の力とうまく付き合っていく農法です。

無農薬と有機野菜の違いは?農薬の使用や栽培(農法)について農家が解説

らでぃっしゅぼーやの野菜は、必要に応じて最小限の農薬と化学肥料を使用されています。

ですが、基本的な考えは「反農薬」、そして豊かな土作りを理念に掲げています。

らでぃっしゅぼーやの野菜は老舗ならでは経験と知恵、そしてたしかな理念から作られる野菜であり、美味しくて安全な野菜だと言えるのではないかと思います。

最後に

畑にいる子供

らでぃっしゅぼーやの野菜、農薬に対する考え方についてまとめてみました。

ちなみに農薬を使っている野菜が悪い、という事ではありません。

ただ、こんな日本はこんな小さな国なのに農薬の使用量は世界一となっています。

その背景には大量生産と大量消費、そして見かけの良い野菜しかスーパーに並べなければいけない、というような強迫観念に近いようなものがあるのではないでしょうか?

形が悪くても虫が少し葉っぱをかじっていても、美味しくて安全なものを選んで自分の5歳の子供にも食べさせたあげたいと僕は思っています。

らでぃっしゅぼーやのようなしっかりとした理念を持ち、こだわりを持って作られる野菜を選ぶ。

それだけで日本の農業の未来は少し変わります。

そして日々の食卓もより楽しいものになるではないでしょうか?

美味しい野菜を食べて、心も体も楽しい食事を!

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らでぃっしゅぼーや公式ページ

らでぃっしゅぼーやのお試しセットをレビュー

らでぃっしゅぼーやのお試しセットをレビューしました。梱包されていた野菜の中から人参、さつまいも、なすびを調理してみました。

甘みが感じられ、子どもたちも大喜びでした!興味のある方は是非こちらの記事もご確認ください。

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